1人ボランティアをすべき。一から全部する事で災害のリアルが身に染みる In 宮崎県新富町。
皆さん、こんにちは。
最近寒くなってきて、今日の最低気温は宮崎市16℃と
昨日よりかなり冷えていますね。
風邪ひかないように、夜は冬用の温かい布団で寝ましょうね。^ ^
さて、今日のテーマは
1人ボランティアをするべき。一から全部する事で災害のリアルが身に染みる。
なんで、このように感じたのか? 説明していきたいと思います。
僕は、10月4日に台風24号の影響で浸水・冠水被害の大きかった
<少し補足>
個人ボランティアとは?
・個人でボランティアをする人のこと。
・ボランティア組織で活動するのではなく、自前で車・作業着等を用意して、
集めたゴミを自費で処分する人の事。
そうです。完全に僕が作った造語です笑 (調べたら普通にこの言葉ありそう笑。
あくまで自分の解釈です。笑)
<本文続き>
なぜ、個人ボランティアをしたかというと
前日に台風被害はどのようなものだったかを先輩と見て参りました。
その時の写真がこちら。
台風の影響で、近くの川が氾濫して運んできた 木や 藁 その他色んな物が
道路上で無造作に放置されていました。
次の写真をどうぞ。
あるお家の玄関です。
封筒などの小さい郵便物を入れる場所付近まで、水がきていたのがわかります。
これらの風景が広がっていて唖然としました。
そこで気づきました....
・自分の知っている災害は、新聞から得たただの情報。
・何かの媒体の上に綴られた文字。単なる文章。
・報道されなくなると、もう被害地域は復興した。
そう簡単に頭の中だけで終わっていた。
リアリティがない。全てが想像で終わっていたのだ。
だけど、実際は復興はリアル。
想像ではない。だから長く時間がかかる。
そう気付きました。
では、このリアルを感じて僕は何が出来るのか?
それを考えた。そしてとりあえず、、、
一人で、災害ゴミの多い家でゴミ収集をしよう。
そう考えました。
というのも、多分ボランティア組織に属すると何かと制限がありそうで辞めました。
このような理由で、個人ボランティアを始めていきました。
そして、
授業終わりの
10月4日。
日も暮れかけていて、災害ゴミの処理受付が近いpm.5時前。
長い道路に面していた家の前に
・布団
・棚
・水浸しになっている本、漫画
などが山積みになっている家を発見しました。
そして、チャイムを押し、中から出て来た住民方と
家前の災害ゴミを借りた軽トラックの中に詰めていきました。
相当な量です。
燃えるゴミ・燃えないゴミからトコトン詰めていきました。
それでも家の前には大量のゴミが....
これでも家の前のゴミ5分の1程しか回収できませんでした。
そして、住民の方と話していると気になる話がありました。
住民の方:「行政がゴミ回収に4日後に来る。かなり遅い。なので、こうやって回収してくれるのは嬉しい」
正直、びっくりした。僕が回収に来たのは台風被害から3日後。
つまり、ゴミの回収は一週間後に来る。
遅っっっ。
ガレージには、大量のゴミ。
他にもやる事があるのにゴミが邪魔で進まない...
このような現状がありました。
なので、ボランティア組織に入っているとこのような方達への対応が遅れる。
だから、テーマにあるように
フットワーク軽く一人ボランティアをすべきである。
そうすると、目に見えて助けを求めている人達の支援が出来ます。
ゴミを回収した後、僕は
“エコクリーンプラザみやざき”まで運んできました。
ここでは、災害ゴミ[災害後に出されるゴミ]無料処理
が行われています。
< 豆知識>
もし、災害ゴミが出たら行政に連絡して、このような災害ゴミ無料処理を
している場所を探しましょう。
普段ならお金がかかるところ、無料で処理をしてくれます。
<本文続き>
この処理場では、燃えるゴミ・燃えないゴミを専用の処理場まで
自ら運んで、処理をしていきます。
その様子がこちら
ここは、燃えるゴミ専用処理場です。
燃えないゴミはまた別で専用処理場があります。
ここで、ゴミを投げるのですが....
ゴミが水分を吸っているので、相当重い。
そして、使っていた軍手もすぐに汚くなります。
被災された方は本当に大変だったんだ。と
この水を吸って泥にまみれたゴミを捨てながらそう考えていました。
少し話が逸れますが......実は、自分は実家の大阪で台風被害に遭い、近隣住民の家やアパートの
屋根が風によって破壊され、大きな音を立ててあらゆるものを
破壊していた。のを実際に見ました。
僕の実家は幸い被害が少なかったのですが、もし激しい損傷を受けた時には
必ず、ボランティアなど助けが来て欲しい。
そう感じていたので、1つ自分の経験から良い人助けが出来た。
と思いました。
本文に戻ります。
色んなゴミを捨てながら、年季の入ったものや子供の遊び道具
その家族にとって思い出の品
を自分が捨てていいのだろうか?
そう考えながら、処理作業を続けていました。。
だけど
相当ごみ収集を感謝されたし、何より住民の方は
ポジティブに考えていたので、僕がそれを感じるのは責任を感じるのは
少し違うな。と思いつつも整理できないまま、、無事ゴミ処理が終わりました。
そう僕が伝えたかったことは、、、
一人でゴミ回収から、ゴミ処理まで全部の事をする事で
災害のリアルが初めて身にしみる。
こういう体験をするのは、災害の多い宮崎では大事ではないか?
宮崎を好きになるとは、こういう負の部分を受け止めて前に進める意思も持つ事。
そう思いました。
ながながと書きましたが、ここまで読んでくれてありがとう。やで^ ^
最近、読者の方から読んでます!とか、感想をよくもらうので
のむちゃんは、嬉しい。んやで^ ^
以上!!今日もお疲れ様でした!!
協賛:かわそえ農園 様